ゲノム科学による南西諸島全域のサンゴ個体群の全容解明
【研究分野】ゲノム生物学
【研究キーワード】
サンゴ / 集団遺伝 / SNP / ゲノム / 南西諸島 / 集団解析
【研究成果の概要】
生物多様性豊かなサンゴ礁が存在する南西諸島のサンゴの遺伝的集団構造を、ゲノム科学的手法を用いて明らかにすることを目的とした。南西諸島で普通に見られ、種の多様性が高いミドリイシ属サンゴの仲間で、全ゲノムが解読されている種の沖縄周辺の詳細な集団構造を、ゲノムワイドなSNP情報により明らかにした。さらにゲノム情報と次世代シーケンサーから得られる膨大なDNA情報を活用して、多様なサンゴ種の集団構造を解析可能な汎用性の高い遺伝子マーカーの開発、それを使用した天然のサンゴの集団構造や養殖サンゴの遺伝的多様性の調査を行った。この方法は、他の海洋生物の遺伝子マーカーの開発や集団構造の解析にも応用された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
酒井 一彦 | 琉球大学 | 熱帯生物圏研究センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
中島 祐一 | 沖縄科学技術大学院大学 | 海洋生態物理学ユニット | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
座安 佑奈 | 沖縄科学技術大学院大学 | マリンゲノミックスユニット | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)