植物の環境適応におけるバクテリア型緊縮応答の果たす役割
【研究分野】植物分子生物・生理学
【研究キーワード】
色素体機能・光合成 / 緊縮応答 / 葉緑体 / 遺伝子発現 / シロイヌナズナ / 栄養飢餓 / クラミドモナス
【研究成果の概要】
緊縮応答はもともと原核生物に普遍的に保存された遺伝子発現、タンパク質機能調節機構であるが、近年のゲノム解析の進展により、この因子が植物のゲノムに保存されていることがわかってきた。しかしその機能はほとんどわかっていない。本研究では、モデル植物シロイヌナズナを材料に、植物型緊縮応答に関する知見を得ることを目標に研究を進めた。その結果、植物の緊縮応答は、1)葉緑体の遺伝子発現調節、2)葉緑体の正常な形成、に重要な働きをすることがわかった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)