葉のサイズと葉脈の機能的統合を実現する生理学的メカニズムの解明
【研究分野】植物分子生物・生理学
【研究キーワード】
植物ホルモン / 成長生理 / 全能性 / 葉の発生 / 葉脈 / 水輸送 / パイプモデル / オーキシン / 木部形成 / タバコ / 道管
【研究成果の概要】
本研究は、タバコの葉における、葉身と葉脈木部の発達が植物ホルモンのオーキシンとサイトカイニンを介して連動していることを明らかにした。こうした生理機構の下、葉脈の道管木部の形態は、流域面積によってよく説明できること、切除実験が示すように道管の直径はそのときの流域面積に強く影響を受けていることがわかった。これらの関係は複雑な葉脈ネットワークの水輸送機能を推定する上で非常に重要な知見である。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)