卵胞発育調節カスケードの最上流因子の同定とその発現調節によるOPU高度化技術開発
【研究分野】応用動物科学
【研究キーワード】
卵胞発育 / 血管増殖 / OPU / FGT-OPU / IVMFC / 和牛 / 卵母細胞 / 体外成熟 / 体外受精 / 牛 / 黒毛和種 / 褐毛和種 / 排卵誘発 / FAK / 卵巣 / OPU-IVP / FSH / 体内成熟卵子 / 未成熟卵子 / 卵子卵丘複合体 / 体内成熟卵 / 体外成熟(IVM) / 抗酸化作用 / オートファジー / LC3 / コネキシン43 / 卵胞発育調節因子 / グリコサミノグリカン / OPU
【研究成果の概要】
排卵誘起処理を併用した多排卵処置後の大及び中卵胞からの卵子回収率の良好なOPU技術を開発した。本OPU技術によって採取した卵子の体外受精率、卵割率および胚盤胞形成率は、排卵誘起処理を行わない区にくらべ有意に高くなり、移植可能胚数も多い傾向にあった。このような結果は黒毛和種のみならず褐毛和種においても確かめられた。また、FSHの上流域の卵胞刺激ホルモンであるGnRHを用いてFSH放出を促す卵胞刺激を行うことにより、より自然状態に近いホルモン環境をつくることが可能になり、卵胞の発育性向上、卵子の高品質化(受精率改善)が可能であることを明らかにした。
【研究代表者】