ゲノム情報正常発現を保証するスプライシング未完了RNAの核内繋留機構
【研究分野】ゲノム生物学
【研究キーワード】
ゲノム機能発現 / 遺伝子発現調節 / RNAスプライシング / 核外輸送 / 品質管理 / 翻訳制御 / ゲノム / スプライシング / RNAの核外輸送
【研究成果の概要】
NXF-1とCRM1は真核生物に共通するmRNAとsnRNAの核外輸送受容体である。Y14を含むEJCはスプライシング後のエキソン連結部に結合し、さまざまなmRNA代謝経路に関与している。線虫C. elegansにおいてY14を阻害した場合、CRM1及びNXF-1類似因子であるNXF-2依存的にスプライシング未完了RNAが細胞質に漏出する。タグ付きのNXF-2を発現する線虫及び培養細胞を解析した結果、NXF-2が核外輸送因子NXT-1と相互作用するとともに、翻訳開始因子eIF4Eとも相互作用し、結合するmRNAの翻訳を活性化する機能をもつことが明らかになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
井上 邦夫 | 神戸大学 | 理学(系)研究科(研究院) | 教授 | (Kakenデータベース) |
鈴木 穣 | 東京大学 | 新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
中井 謙太 | 東京大学 | 医科学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
福本 祥一 | |
相澤 理丞 | |
巳波 孝至 | |
高崎 輝恒 | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)