DNA維持メチル化の破綻による発ガン機構
【研究分野】腫瘍生物学
【研究キーワード】
DNAメチル化 / ゲノム不安定性 / DNA複製 / DNAM維持メチル化 / Dnmt1 / ユビキチン化 / ヒストンH3 / DNAメチル化異常 / 発がん / 癌 / 老化 / 分化
【研究成果の概要】
Dnmt1に結合するユビキチン化ヒストンH3はヒストンH3K18Ub/K23Ub、K14Ub/K18Ub、あるいはK14Ub/K23Ubであることがわかった。Dnmt1とヒストンH3K18Ub/K23Ubペプチドとの結合は、全く新規の構造であった。また、Dnmt1とヒストンH3K18Ub/K23Ubとの結合は、Dnmt1構造全体の変化を誘導した。実際この結合は、Dnmt1のDNAメチル化活性を強く活性化した。一方、DNA低メチル化はDNA複製プログラムの異常を誘導し、ゲノム不安定化を引き起こしていることが強く示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】40,430千円 (直接経費: 31,100千円、間接経費: 9,330千円)