膜オルガネラ動態を制御する新しいタイプの低分子量G蛋白質群の機能解析
【研究分野】細胞生物学
【研究キーワード】
低分子量Gタンパク質 / メンブラントラフィック / オルガネラ / 線虫 / 細胞内物質輸送 / 一次繊毛 / 神経細胞 / 低分子量G蛋白質 / リソソーム / ファゴソーム / メンブレントラフィック
【研究成果の概要】
本研究では各種の新しい低分子量Gタンパク質に関して多角的な解析を行い、1)ARL8がファゴソームとリソソームの融合に寄与し、アポトーシス細胞の効率的除去に必要であること、2)Arl13bのN末端のパルミトイル化修飾とC末端近傍のRVxPモチーフの両方が、Arl13bの一次繊毛への局在化に必要であること、3)Di-Ras2がSmgGDSとの相互作用により、活性制御を受ける可能性があること、4)線虫においてDi-Rasが神経細胞からのアセチルコリンの放出に促進的に機能すること、を明らかにした。
【研究代表者】