哺乳類ミトコンドリア蛋白質合成系の再構築と分子機構の解明(国際共同研究強化)
【研究分野】分子生物学
【研究キーワード】
タンパク質合成 / ミトコンドリア / クライオ電子顕微鏡観察 / リボソーム / 分子生物学 / 低温電子顕微鏡
【研究成果の概要】
様々な哺乳類ミトコンドリア翻訳伸長リボソーム複合体のCryoEM構造解析に取組み、渡航期間中にPRE-recycling複合体(mtRRFmt/55S)と POST-recycling複合体(mtRRF/mtEF-G2・GDPNP/39S)の構造を高分解能で決定した。ミトコンドリアにおけるリボソームリサイクリングの分子機構、リサイクリングとトランスロケーションにおけるEF-Gの作用機序、等の知見が得られた。ミトコンドリアリボソームと翻訳因子の複合体の構造について世界で初めての報告であり、薬剤デザインなどの医療応用にも直ちに結びつく成果である。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
Spahn Christian MT. | Charité | Institute of Medical Physics and Biophysics | 教授 |
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【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2015 - 2017
【配分額】12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)