蛋白質液体の作成法の確立とその物性に関する研究
【研究分野】生体関連化学
【研究キーワード】
タンパク質 / タンパク質材料 / ソフトマテリアル / 界面活性剤 / 分子集合 / 液状物質 / 高タンパク質濃度 / 酵素触媒 / バイオマテリアル / 静電複合体 / 酵素材料 / 複合材料
【研究成果の概要】
タンパク質は精緻な構造を持った機能性分子であり材料科学への広い応用が期待される。本研究では高タンパク質含有量(120-310mg/mL)の水と分離した液状材料を、タンパク質と陰イオン性および陽イオン性界面活性剤の単純な混合により開発した。
この材料は、タンパク質と界面活性剤は静電相互作用により複合化し、その複合体が疎水相互作用によって会合するという階層的な構造を有する。界面活性剤の親水部が水を保持するためこの物質は内部に水を有しており、タンパク質は構造と機能を保っている。
これらの優れた特性はタンパク質の構造機能性材料としての利用においてこの物質の優位性を示す。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)