DNAの精密分子認識能を用いた論理演算システム
【研究分野】生体関連化学
【研究キーワード】
DNA / PCR / 論理ゲート / GFP / 無細胞翻訳系 / プライマー / 論理演算 / 鋳型
【研究成果の概要】
PCRにおけるプライマーの添加を化学的な入力信号に,鋳型DNAの増幅反応の有無を出力信号に見立てたDNAに基づく論理演算システムの構築に取り組んだ.鋳型DNA内の増幅領域には緑色蛍光蛋白質(GFP)の遺伝子をコードさせておくことにより,無細胞蛋白質合成系を用いて翻訳反応を行わせた結果を蛍光で確認することができる構成とした.プライマーおよび鋳型DNA内のプライマー会合領域の配列を適切に設計し,さらにプライマーと相補的に会合する一本鎖DNAを組み合わせることによって,種々のタイプの論理演算を可能とした.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
藤井 輝夫 | 東京大学 | 生産技術研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
山本 貴富喜 | 東京工業大学 | 大学院理工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)