生体内代謝物解析のためのレーザー分光に基づく放射性炭素同位体分析法の開発
【研究キーワード】
放射性炭素同位体 / レーザー分光 / 同位体標識 / 代謝物分析 / 代謝イメージング
【研究成果の概要】
生体内代謝物解析のためのCRDSに基づく14C分析法を開発した。光路長の変調によるベースライン変動の抑制手法、吸着カラムを用いたCO2分離・濃縮などを開発し、14C定量分析を高感度化した。それらの要素技術を用いて、高速液体クロマトグラフィーにて分画された試料中の14C分析を実証した。また、体外からの代謝物分布測定を念頭に、14Cから放出されるβ粒子に起因する制動X線をイメージングするLa-GPSシンチレーション画像検出器を開発した。3Hへの適用性を示して14Cと3Hの二重標識標識によるイメージングへの展望を得るとともに、マウスに経口投与した14C標識化合物の体内位置のイメージングに成功した。
【研究代表者】