ラジカル/イオン含有ブロック共重合体の自己組織化と有機デバイスへの展開
【研究分野】高分子化学
【研究キーワード】
ミクロ相分離 / ブロック共重合体 / ラジカル / イオン液体 / 精密重合 / 有機メモリ / 走査プローブ顕微鏡 / クリック反応 / 国際研究者交流 ドイツ / 自己組織化 / 国際研究者交流 アメリカ
【研究成果の概要】
有機ラジカルの迅速かつ安定な「電荷授受」能と、イオン液体の「電荷補償」能に着眼し、(a)精密重合によるブロック共重合体の合成、および(b)イオン液体をキャリアとした機能分子の自己集積化、の2つの手法でミクロ相分離した高分子薄膜に機能部位を精密に配置、組み込むことに成功した。特にミクロ相分離構造(モルフォロジー、配向性)、ラジカル/イオン部位の配置とメモリ特性(一回or繰り返し書込み可)との相関を明らかにするとともに、On/Offスイッチングの発現機構を探るべく、走査プローブ顕微鏡を用いた局所的な印加電圧による表面電位およびI-V特性変化からドメイン内の電荷注入・輸送過程について描像した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)