有機デバイス転用を指向したDNAタグ導入ブロックポリマーの自己組織化パターン制御
【研究分野】ナノ材料化学
【研究キーワード】
ブロック共重合体 / 自己組織化 / 生分解性ポリマー / ブロックポリマー / 秩序構造化 / ナノ構造 / DNA / ボトムアップ
【研究成果の概要】
本研究では,電子デバイスへの転用を念頭に置き,片方ブロックに異なる生分解性ポリマーを有し,ブロック間にメソゲン様分子を導入した3種のAB型生分解性ブロックポリマー (BCP)が形成する微細構造の解析を行った。
スピンコート膜に対する原子間力顕微鏡観察の結果,各BCP単独ではスピンコート後のアニーリング処理によって異方性構造が発現した。また,2成分混合系(AB +AB’)では第3成分(B’)の導入により,相分離が促進され,アニーリングを必要とせずに異方性構造が観察された。また,無機塩の添加によって,異方性を示す会合体が凝集し,ポリマー毎に異なる,より大きな構造を形成することを見出した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)