炭素をテンプレートとする新規貨幣金属クラスター
【研究分野】無機化学
【研究キーワード】
金錯体 / クラスター / 貨幣金属 / 貨幣金属錯体 / 有機金属化合物 / 複核錯体 / 貨幣金属クラスター / 金属交換反応 / 金属配列 / 芳香族化合物
【研究成果の概要】
本研究は有機化学の基本単位である炭素に着目し、炭素原子およびベンゼン環をテンプレートとする貨幣金属の配列と集積について検討した。
炭素原子を中心とするカチオン性金(I)六核クラスターにおける貨幣金属混合クラスターの形成とカルベン配位子を有する金六核クラスターを構築を達成した。次に、ホウ素との金属交換反応を用いた1,2-金(I)二置換ベンゼンの一般性の高い合成法を確立し、反応における配位子の効果を明らかとした。この方法を進展させることで、水素が全て金に置き換わった金(I)六置換ベンゼンへの展開が可能となる。さらに金(I)二置換ベンゼン上への貨幣金属のさらなる集積について検討した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)