光でナトリウムをポンプする新型ロドプシンの機能解明
【研究分野】物理化学
【研究キーワード】
ロドプシン / ナトリウムポンプ / 赤外分光 / 過渡吸収 / レチナール
【研究成果の概要】
本研究では我々が新しく海洋性細菌より発見した、光駆動型の外向きナトリウムポンプであるナトリウムポンプ型ロドプシン(NaR) について、そのナトリウムイオン(Na+)輸送メカニズムについて研究を行った。その中で、今回我々は特に「機能」、「ダイナミクス」、「構造」の3つの視点からメカニズムの解明に迫った。その結果NaRは周辺の環境によってLi+やH+も輸送し、その輸送に関わる反応素過程の決定や、Na+結合サイトの同定に成功した。その結果を含め本研究に関わる成果を8つの論文と3件の新聞報道、42件の学会発表などで公表した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
神取 秀樹 | 名古屋工業大学 | 大学院工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
木暮 一啓 | 東京大学 | 大気海洋研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)