トランジット惑星を用いた精密惑星進化論の構築
【研究分野】天文学
【研究キーワード】
トランジット惑星 / 星震学 / ロシターマクローリン効果 / 自転公転角 / 惑星リング / 太陽系外惑星 / ケプラー探査機 / 系外惑星 / トランジット / 天体力学 / 自転傾斜角 / 3体問題 / 逆光惑星 / 宇宙生物学 / バイオマーカー / トランジット時刻変動 / 惑星食 / 多重惑星系 / 潮汐相互作用
【研究成果の概要】
1) 複数トランジット惑星系KOI-94に対するロシターマクローリン効果を観測し、自転公転角がほぼゼロであることを発見した。さらにこの系は惑星同士の食を起こしている初めての系であることを発見した。
2) 星震学を用いれば観測者の視線方向に沿った星の自転傾斜角を推定できるため、トランジット惑星系に対しては実際の自転公転角を決定できる。我々はKepler-25とHAT-P-7に対して、初めてこの真の自転公転角の決定に成功した。
3) ケプラートランジット惑星系に対して系統的なリング探査を初めて行った。長周期惑星に対してはリング候補を、短周期惑星候補についてはその存在確率の制限を得た。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
樽家 篤史 | 京都大学 | 基礎物理学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2018-03-31
【配分額】18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)