供用環境因子を考慮した時空間マルチスケール破壊力学モデルの構築
【研究分野】計算科学
【研究キーワード】
時空間マルチスケール解析 / モデル化 / 土木材料 / 機械材料・材料力学 / 計算物理 / マルチスケール解析
【研究成果の概要】
本研究では、化学種(水素)の拡散に伴う結晶粒内部および粒界における局所的な強度低下を予測可能な非線形破壊力学モデルを提案し,それを適用した結晶レベルの微視的な数値解析から巨視的な材料強度低下の時空間マルチスケール力学に基づく評価手法を構築した.具体的には,材料内部に発生する微小き裂やボイドを表現する損傷変数を熱力学的定式化により既存のモデルに導入するとともに,水素濃度と表面エネルギーの関係からエネルギー解放率の変化を考慮した非線形破壊力学モデルを提案し,数値解析によりその有用性を例示した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
堤 成一郎 | 大阪大学 | 接合科学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
村松 眞由 | 東北大学 | 環境科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)