超小型衛星を用いたガンマ線バースト硬X線偏光観測実験
【研究分野】天文学
【研究キーワード】
偏光 / ガンマ線バースト / 超小型衛星 / アバランシェ・フォトダイオード / SiPM(MPPC) / MPPC / X線偏光計 / GAGG / ガンマ線天文学 / 硬X線偏光観測 / アバランシェフォトダイオード / マルチアノード光電子増倍管 / APD
【研究成果の概要】
我々はGRBプロンプト放射の偏光を系統的に理解するための超小型観測衛星を開発し打ち上げた。検出器には超高量子効率の耐震強化マルチアノードPMTやアバランシェフォトダイオード、読み出し回路には専用に設計したASICなど、最新の技術を採用し高性能なセンサシステムを構築し、KEK/PFでの入念な較正により設計性能が達成できていることを確認した。この衛星は2014年11月6日にカザフスタンから打ち上げられ、順調に初期運用を進めたが、約一週間後に通信機の不具合に遭遇し、地上からの制御が不可能な状態に陥った。研究期間の最終年では、テレメトリデータの詳細解析を行いこの不具合の原因を解明した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)