競争経済に均衡の複数性と財の不完全可分性が及ぼす影響の研究
【研究分野】理論経済学
【研究キーワード】
市場経済 / 完全競争 / 複数均衡 / 安定性 / 財の不可分性 / 純粋交換経済 / パレート最適 / 経済実験 / 財の可分性 / 協力解 / コア
【研究成果の概要】
商品2種類消費者2タイプの純粋交換経済の連続型モデルを用い,商品の消費者間への初期配分に応じて競争均衡が安定になる場合と不安定になる場合を特徴づけた.次に離散型モデルで,被験者を使ったダブルオークション実験を行った.実験の途中で安定性,不安性のそれぞれをもたらす初期配分にスイッチした.この結果から,価格変動は理論予測ほど速く顕著に市場の超過需要の値に反映はしないことが観察された.そして,商品3種類消費者3タイプの純粋交換経済の連続型モデルを用い,消費者の効用関数のパラメターに応じて競争均衡が何個存在するのか,どの均衡が安定になりどの均衡が不安定になるのかを特徴づけた.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
大和 毅彦 | 東京工業大学 | 工学院経営工学系 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)