アジア沿岸域に汎存する赤潮原因小型渦鞭毛藻の系統分類
【研究分野】水圏生産科学
【研究キーワード】
赤潮 / 有害藻類 / 渦鞭毛藻 / 小型渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 / 系統分類 / 微細構造 / ボルギエラ科 / 眼点 / カレニア科 / 上錐溝 / 鞭毛装置構造 / スエシア科
【研究成果の概要】
アジア沿岸域では赤潮原因小型渦鞭毛藻の出現情報が限られるため種同定に始まる被害対策が遅れている。本研究では特に情報が少ないスエシア科,ボルギエラ科,カレニア科などに含まれる小型渦鞭毛藻を採集し,未記載種を記載することで同定に資する形態形質に関する情報を蓄積した。スエシア科に所属する2新属2新種,ボルギエラ科に所属する1新属1新種を記載した。カレニア科からは眼点をもつ新規小型種の培養株を確立して系統解析と微細構造観察を行い,記載準備を進めている。アンフィドマ科からはAzadiniumを日本とベトナムの沿岸から,Amphidomaをマレーシア沿岸から初めて発見した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
福代 康夫 | 東海大学 | 海洋研究所 | 客員教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)