宇宙線ミューオンを用いたカナリア諸島地滑り断層面の調査
【研究分野】固体地球惑星物理学
【研究キーワード】
山体崩壊 / 断層 / ミューオン / ミュオン / 原子核乾板 / ラジオグラフィ / 火山 / ラジオグラフィー
【研究成果の概要】
スペインカナリア諸島の一つ,ラパルマ島にて,大規模な山体崩壊の兆候であると予測されている亀裂または断層の形状・空隙率の観測を試みた.厚さ1mmの鉛板とのサンドイッチ構造で10層積み重ねられ,雑音に強い仕様の観測器を平成28年度初旬にラパルマ島の亀裂/断層露頭の目の前に設置した.平成28年6月には全ての写真乾板の回収を終え,有効面積0.75平米・観測期間3ヶ月の観測を無事終えることが出来た.一部を除いて乾板中のミューオンの飛跡再構成が完了した.現在論文投稿に向けて,最終結果をまとめている段階である.
【研究代表者】
【研究協力者】 |
森島 邦博 | 名古屋大学 | 大学院・理学研究科 | 助教 |
ペドロ ヘルナンデス | スペイン再生エネルギー技術研究機構 | 主任研究員 |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)