後期始生代-初期原生代の大気二酸化炭素・酸素濃度とその地球表層環境への影響
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
大気進化 / 酸素 / 二酸化炭素 / 風化 / 古土壌 / 先カンブリア時代
【研究成果の概要】
後期始生代-初期原生代は、地球表層環境の大変動時代であった。この時代の大気二酸化炭素、酸素濃度の定量的算定は、気候変動、海洋進化、生物進化により正確な制限を与える。鉱物-水-大気相互作用である風化をモデル化し、大気進化を定量化した。酸素濃度は約25から18億年前におよそ10E-6から10E-3気圧に上昇した。大気二酸化炭素濃度は約28から18億年前におよそ10E-0.5から10E-1.5気圧に減少した。この二酸化炭素濃度は地球を氷結させない濃度である。これにより地球表層環境大変動に包括的理解を与えた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鈴木 庸平 | 東京大学 | 大学院理学系研究科(理学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
宇都宮 聡 | 九州大学 | 理学研究院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
菅崎 良貴 | カリフォルニア大学 | 博士研究員 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)