木星内部磁気圏におけるプラズマ輸送過程の実証的研究
【研究分野】超高層物理学
【研究キーワード】
木星磁気圏 / イオ / ひさき衛星 / 木星 / 磁気圏 / ひさき / イオプラズマトーラス / オーロラ / 極端紫外線 / 衛星イオ / 火山 / 電子加熱
【研究成果の概要】
磁気圏は、地球に代表される「太陽風駆動型」と木星に代表される「自転駆動型」に大別できます。木星磁気圏に自転駆動型の特徴を与える要因は、磁気圏内部に衛星イオというプラズマ源が存在することだと考えられています。本研究ではひさき衛星に搭載された極端紫外線分光撮像装置のデータを用いた実証的な研究を行いました。イオ起源のプラズマが蓄積されることによる磁気圏の不安定化が発生し、そこで解放されたエネルギーが外部磁気圏から内部磁気圏に急速に分配される事、イオの火山活動の活発化によって、エネルギーの分配過程が活発化することが観測により同定され、衛星起源のプラズマが磁気圏を特徴づけていることが明らかになりました。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
吉岡 和夫 | 東京大学 | 領域創成科学研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
八木 学 | 理化学研究所 | 計算科学研究センター | 特別研究員 | (Kakenデータベース) |
笠羽 康正 | 東北大学 | 大学院理学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
木村 智樹 | |
垰 千尋 | |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)