放散虫サイズとチャートの岩相・化学組成の変化は古生代末環境変動の復元に有効か
【研究分野】層位・古生物学
【研究キーワード】
古海洋 / 放散虫化石 / 層状チャート / 環境変動 / 古生代末
【研究成果の概要】
古生代末の大量絶滅に至るグローバルな海洋環境変動を解明するために,パンサラッサ遠洋域に堆積した最上部ペルム系層状チャートに含まれる放散虫サイズと,チャートの化学組成や岩相との関係を検討した.放散虫アルバイレラのサイズの変動と直接同期するような,チャートの化学組成の変動は現時点では見いだせなかった.しかし,化石群集帯ネオアルバイレラ・オプティマ帯,および化石帯を代表するアルバイレラ・トリアンギュラリスの生存期間は,海洋の酸化還元状態と呼応関係にあることが明らかになった.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
加藤 泰浩 | 東京大学 | 工学系研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
佐野 弘好 | 九州大学 | 理学研究院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)