宇宙線生成核種・炭素14の超高精度分析による宇宙線異常増加イベントの年代決定
【研究分野】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究キーワード】
宇宙線 / 太陽活動 / 宇宙線生成核種 / 炭素 14 / 宇宙気候学 / 太陽圏 / 樹木年輪 / 炭素14 / 気候変動 / マウンダー極小期 / 加速器質量分析計
【研究成果の概要】
マウンダー極小期(西暦1645-1715年の黒点消失期)において発生していた約28年に一度の宇宙線の1年スケールの異常増加の正確な年代を決定するため、山形大学高感度加速器質量分析センターに導入された加速器質量分析計を用いて、樹木年輪中の炭素14の測定精度を向上させるための基礎実験を行った。多重測定によって加速器質量分析計の安定性の検証と測定精度向上のためのメソッド開発を行い、従来の1/4以下の測定誤差を達成することに成功した。
【研究代表者】