化学古生物学の創成平成
【研究分野】層位・古生物学
【研究キーワード】
放射光 X 線 Micro-CT / 化学古生物学 / カンブリア紀 / カンブリア爆発 / 後生動物化石 / 微小硬骨格動物化石 / 放射光X線Micro-CT / SPring-8 / 微小硬骨格化石 / 化石三次元像解析 / エディアカラ紀 / 最古後生動物化石 / 後生動物出現
【研究成果の概要】
従来の形態に基づく古生物学研究では球状などの形態や現生生物に見られない形態をもつ生物の起源を調べることは極めて困難である。本研究では、化石の化学組成や三次元構造を解析することでそれらの化石の生物種同定や内部組織観察を行った。その結果、最古の動物胚化石から真核生物特有の有機分子構造を同定し、それが動物胚起源であることを化学的に実証した。また、最古の刺胞動物幼生化石の内部に五角形構造が卓越することを発見した。その発見は初期の刺胞動物には左右相称構造が卓越していたことを示唆する。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)