代謝ストレス応答を介したアストロサイトの糖尿病性脳症に対する保護機構の解明
【研究分野】神経内科学
【研究キーワード】
糖尿病 / 認知症 / アストロサイト / アストログリア / 高血糖 / 酸化ストレス / ペントースリン酸経路 / ケトン体 / astroglia / Keap1/Nrf2 / PPP / LPS / TLR4 / ER stress / glycolysis
【研究成果の概要】
高グルコース環境は培養アストログリアにおいてminor pathwayの1つHBP亢進に伴ってERストレスを惹起し、Keap1/Nrf2システムを介して別のminor pathwayであるPPPの律速酵素glucose 6-phophate dehydrogenaseを誘導する。糖尿病における炎症の関与が知られているが、LSP刺激がMAPKを介してPPPを活性化することは、アストログリアのTLR4刺激を介した細胞障害に対する保護機構と考えられた。ケトン体産生はアストログリアにおいて高率で、神経細胞のTCAサイクルのエネルギー代謝を維持する可能性が示唆された。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
安部 貴人 | 大阪市立大学 | 大学院医学研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
伊澤 良兼 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)