スラブ流体の微量成分元素を高温高圧蛍光X線でその場分析する
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
マグマ / 沈み込み帯 / 水流体 / 元素分配 / マントルウェッジ / 微量成分元素 / 高温高圧 / 超臨界流体 / 高温高圧実験 / 放射光X線 / スラブ流体 / 鉱物 / 蛍光X線
【研究成果の概要】
高温高圧条件における蛍光X線分析実験によって、多くの元素について、メルトや、メルトと共存する水流体からの蛍光X線スペクトルの測定に成功した。水流体への分配は圧力とともに増大することを確認した。また、ルビジウム、鉛、ストロンチウムを用いた分配実験では、特に鉛は純水には多く分配されないが、塩水には多く分配されることを確認することができた(現在、投稿中)。マントルカンラン岩中の流体包有物の塩濃度を測定する (Kawamotoほか、2013、米国アカデミー紀要)と同時に、塩水に微量成分元素がより多く溶けることが実験的に確かめられた意義は大きい。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
三部 賢治 | 東京大学 | 地震研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)