パルスレーザーとダイヤモンドアンビルセルを用いた高圧高温下の水の熱拡散率計測
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
ダイヤモンドアンビルセル / 氷惑星内部構造 / 融解 / 高温高圧実験 / 水 / アンモニア / 酸化マグネシウム / 高圧高温実験 / 相転移 / 熱拡散率
【研究成果の概要】
氷惑星内部物質の融点計測と熱拡散率計測のためのCO2レーザー加熱装置を開発した。この装置とダイヤモンドアンビルセルを用いて、氷、アンモニア及び酸化マグネシウムの高圧下の融点決定に成功した。これらの結果から、天王星や海王星といった氷惑星内部では、水は液体として存在している一方で、アンモニアは一部固体として存在していることが明らかになった。このことにより、惑星磁場の生成に関わるマントル内の非対流層は、これまで予想されていた水ではなく、固体のアンモニアで構成されている可能性が高いことが示された。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
桑山 靖弘 | 愛媛大学 | 地球深部ダイナミクス研究センター | 助教 | (Kakenデータベース) |
大藤 弘明 | 愛媛大学 | 地球深部ダイナミクス研究センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)