活火山直下の力学的膨張源とマグマ溜まりの対応:実験岩石学的アプローチ
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
活火山 / マグマ溜り深度 / 高圧実験 / 含水量 / マグマ溜まり / 姶良カルデラ / 温度圧力条件 / マグマ混合 / 火山 / マグマ
【研究成果の概要】
火山噴出物の分析,高圧実験,熱力学計算を組み合わせて,マグマ溜まりの圧力や温度を高精度で決定する手法を研究した.検討した方法を用いて霧島新燃岳,桜島のマグマ溜まりを調べたところ,物理観測から明らかになっている力学的膨張源に対応する深度に一致し,手法の有効性が確認できた.岩石学的手法の長所は過去の噴出物を用いて古い時代のマグマ溜りの情報が得られることである.富士山宝永噴火と姶良火砕噴火について調べ,マグマ溜まりの深度を決定することができた.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
安田 敦 | 東京大学 | 地震研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)