二重ペロブスカイト型マンガン酸化物の室温近傍での巨大磁気誘電現象の探索
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
誘電性 / 磁性 / 単結晶 / 低温 / 酸化物 / 強相関電子系 / 単結晶作成 / 単結晶構造解析 / 電気伝導特性 / 電気・磁気・構造相図 / 電気・磁気相図 / 結晶構造解析 / 電荷整列 / 軌道整列 / 交差相関 / 磁気秩序
【研究成果の概要】
本研究課題では、二重ペロブスカイト型という結晶構造を有するマンガン酸化物の単結晶体を用いて磁性、電気伝導性、および誘電性の研究を行った。申請者はこの物質の1つについて世界で初めて純良で大型の単結晶体の作製に成功し、その試料を測定することで、強誘電体でかつその強誘電性が磁性と強く結合している可能性を示した。そこで、本研究課題では、この物質群の他の組成の単結晶体を幅広く作ることと、より精密な測定を行うことで、誘電性と磁性の関係を明らかにすることを目指した。その結果、この物質群のほぼすべての単結晶体の作製に成功し、外部磁場による誘電性の変化を観測することに成功した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
有馬 孝尚 | 東京大学 | 新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)