トポロジカル量子相における光学応答の理論的研究
【研究分野】物性Ⅰ
【研究キーワード】
トポロジカル絶縁体 / トポロジカル超伝導体 / アンダーソン局在 / ワイル半金属 / グラフェン / 量子ホール効果 / THz光
【研究成果の概要】
(1)多層グラフェンの光学応答について研究を行った。バンドの三角歪みの効果が光学応答に及ぼす効果について議論し、ファラデイ回転などによりこの効果を観測することが可能であると提案した。また3層グラフェンはゲート電場中でバレーホール状態が実現することを議論した。
(2)クリフォード代数によるトポロジカル量子相の分類法を用いて、鏡映対称性のもとであらわれるトポロジカル結晶絶縁体の分類を行った。また、クリフォード代数による質量項の分類を応用し、弱いトポロジカル絶縁体の表面状態の安定性の議論も行った。
【研究代表者】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2012-08-31 - 2014-03-31
【配分額】2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)