不整合格子系有機超伝導体における反強磁性絶縁相と超伝導相の研究
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
有機伝導体 / 不整合格子 / 反強磁性 / 超伝導 / バンド充填率 / 有機超伝導伝導体 / 金属-絶縁体転移 / 反強磁性絶縁体 / 相図 / 有機超伝導体
【研究成果の概要】
不整合格子系有機超伝導体のなかで、常圧では金属.絶縁体転移を示す物質(MDT-TS)(AuI_2)_<0.441>の反強磁性絶縁相が50Kという高いネール温度、6.9Tという高いフロップ磁場を有することを実験的に明らかにした。また、超伝導相は1.0-1.8GPaの広い圧力領域で存在し、1.27GPaで転移温度は最高の4.9Kを示すことを実験的に明らかにした。これらの結果から、当初の目的である温度-磁場-圧力相図を得ることができた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】3,600千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 300千円)