パルス磁場下における測温技術の開発と磁性形状記憶合金への応用
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
磁性 / 強磁場物性 / 磁気熱量効果 / 強磁場 / 比熱 / 相転移 / 物性実験 / 磁性形状記憶合金
【研究成果の概要】
高速で試料の温度を測定できるシステムを立ち上げ、瞬間的に強磁場を発生可能なパルス磁場下における磁気熱量効果の測定を確立した。パルス磁場下では試料と外界との熱接触を抑えた断熱条件の実現が容易であり、高精度に磁気熱量効果を測定できる。本研究で立ち上げた測定システムを用いて磁性形状記憶合金において報告されていた巨大な負の辞意熱量効果の全貌を直接観測することに世界で初めて成功した。またその結果の詳細な考察によって、負の磁気熱量効果に対するスピン系、電子系および格子系の寄与をそれぞれ評価することにも成功した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)