時間分解光電子分光法による光励起非平衡状態の研究
【研究分野】物性Ⅰ
【研究キーワード】
時間分解光電子分光法 / トポロジカル絶縁体 / 光起電力 / スピン偏極電流 / 銅酸化物高温超伝導体 / ディラック電子系 / 超高速現象 / トポロジカル系物質 / スピントロニクス / 光電子分光 / 時間分解 / ワイル半金属 / 時間分解光電子分光 / 近藤半導体 / 表面光起電力
【研究成果の概要】
時間分解光電子分光法の高度化と汎用化を進め、新しい切り口からの研究を開拓した。1.非占有側のバンドを直接観測できるという原理を用いて、種々のトポロジカル物質(トポロジカル絶縁体TIやワイルセミメタル)の分類を進めた。2.固体表層数ナノメートルに特異的な光現象を観測できる特徴を生かして、世界に先駆けてTI表面に光起電力が生じることを見出した。この現象を利用した新機能を提案し基礎づけた。3.銅酸化物高温超伝導体の光応答を精査して、全く新しい超伝導機構を提案した。4.光学材料として期待されるディラック電子系物質の光励起状態とダイナミクスを系統的に調べ、反転分布の実現やモデルの適用可能性を議論した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)