MPI、pythonとFermi GPUを使用したトリガーシステムの構築
【研究分野】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究キーワード】
高エネルギー実験 / トリガーシステム / 素粒子実験 / データ収集系 / ハイレベルトリガー / データ通信エレクトロニクス / データ収集システム / 加速器
【研究成果の概要】
本研究は、国内最大規模の加速器実験であるBelle II実験のピクセル型検出器(PXD: ビームパイプに最近接)のデータをシリコン崩壊点(SVD: PXDのすぐ外側)の情報を使って削減することを目標としている。電子-陽電子の衝突事象ごとのPXDの出力データサイズは、一切加工をしなければ800kBであり、事象レートの最大値を30kHzと設定しているBelle II実験で記録できるデータ帯域を大幅に超える。そこで4層からなるSVDの各層に残された荷電粒子の通過位置情報(4点分)をから荷電粒子の飛跡を高速に再構成し、これをPXD側に内挿して、飛跡とPXDの交点周辺のデータのみを記録する方針をとる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
樋口 岳雄 | 東京大学 | 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 | 特任准教授 | (Kakenデータベース) |
伊藤 領介 | 高エネルギー加速器研究機構 | 素粒子原子核研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)