偏極HD標的を用いた光生成反応によるバリオン分光
【研究分野】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究キーワード】
偏極HD標的 / レーザー電子光ビーム / LEPS / SPring-8 / 中間子光生成 / 二重偏極観測量 / バリオン分光 / NMR
【研究成果の概要】
偏極観測量の測定により、生成率の小さい状態についても干渉項を通してその効果を調べることが可能になる。本研究では、SPring-8のレーザー電子光施設において中間子光生成反応の二重偏極観測量を測定し、バリオン共鳴状態のスペクトロスコピーを行うことを目的として、実験に必要な偏極HD標的の開発を行った。装置の故障等もあり、研究期間内でのビーム照射実験までは至らなかったが、偏極度44%で緩和時間が約8ヶ月の標的作成に成功し、標的の製造から実験までの過程で必要な5つのクライオスタットすべてを稼動させることができた。これにより、2016年度に実験可能なところまで、ほぼ準備は整った。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
郡 英輝 | 大阪大学 | 核物理研究センター | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
太田 岳史 | 大阪大学 | 核物理研究センター | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)