重力波宇宙論の創成と展開
【研究分野】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究キーワード】
重力波 / 宇宙論 / インフレーション / 位相的欠陥 / 相転移 / DECIGO / BICEP2 / 宇宙マイクロ波背景放射 / 原始ブラックホール / コズミックストリング / Bモード偏光 / 宇宙ひも / テンソルゆらぎ / 超弦理論
【研究成果の概要】
本研究計画によって、重力波を新たな観測手段として、それを用いた宇宙論を本格的に創成して、電磁波観測では得られない初期宇宙に直接迫る方法を展開した。具体的には、曲率ゆらぎだけではなく、テンソルゆらぎ(量子的重力波)をプローブとして、最も一般的なインフレーションモデルを包括的に弁別する方法を与えることに成功した。また、格子上でのスカラー場の時間発展を数値的に追うことにより、初期宇宙でのスカラー場ダイナミクスから得られる重力波放射を、さまざまな場合について明らかにした。さらに、スペースレーザー干渉計DECIGOによって宇宙の熱史をどの程度明らかにできるか、定量的に解析した、等の成果を挙げた。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
瀬戸 直樹 | 京都大学 | 理学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
樽家 篤史 | 京都大学 | 基礎物理学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)