ガラス化の起源とメソスコピック輸送:ソフトマター物理の視点から
【研究分野】生物物理・化学物理
【研究キーワード】
ガラス化 / ソフトマター / メソスコピック / 流体輸送 / 動的スケーリング / ガラス転移 / 過冷却液体 / 動的不均一性 / レオロジー / ガラス
【研究成果の概要】
本研究プロジェクトにおいて、私は過冷却液体の"流体"輸送異常における非局所なメソスコピック性と、その協同運動との関わりについて研究を行った。一連の研究では、波数に依存した流体輸送係数の直接的な解析によって、流体輸送そのものが有する時空階層性とそのスケーリング特性を数値的に明らかにした。さらに、これらのシミュレーション結果に基づいて、動的スケーリング理論を構築した。そこでは、過冷却液体の流体輸送異常が相関構造の協同拡散という物理描像によって自然に理解できることを論じた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)