量子符号化通信のための量子受信機の物理的設計に関する研究
【研究分野】原子・分子・量子エレクトロニクス・プラズマ
【研究キーワード】
量子情報 / 量子符号化 / 量子最適受信機 / コヒーレント光通信 / ホモダイン限界 / 射影測定
【研究成果の概要】
宇宙通信などの超長距離光通信の通信性能限界は、従来の光通信理論ではショット雑音で制限されるとみなされてきた。しかし量子情報理論によれば、光の量子性を考慮した受信機によりこの限界を著しく凌駕できることが予想されている。本研究では、光子検出器等の現実のデバイスで実現可能な量子受信機を提案し、その最初の原理実証及び他の量子光学実験への応用を実現した。
【研究代表者】
武岡 正裕 独立行政法人情報通信研究機構 新世代ネットワーク研究センター・量子ICTグループ 主任研究員
(Kakenデータベース)【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】2,210千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 210千円)