準周期系における非従来型強相関超伝導:非摂動論的アプローチによる解析
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
準結晶 / 磁性 / 六回対称黄金比タイル / ペンローズ格子 / 計算物理 / 超伝導
【研究成果の概要】
2012年、強相関準結晶Au-Al-Yb 系において量子臨界性が観測されたことにより、強相関効果と準周期性の両方を取り扱うことが必要とされている。しかしながら、この準周期系に関する研究は、相関の無い系に関する解析が古くからなされているが、強相関効果についてはあまりなされていなかった。本研究「準周期系における非従来型強相関超伝導:非摂動論的アプローチによる解析」においては、相関効果によってもたらされる現象の一つとして、準周期構造を持つ遍歴電子系を取り上げた。本年度は、新たに見出された六回対称の黄金比タイリングの系を取り上げ、磁性について調べた。さらに、準結晶における励起子絶縁体に対する光照射現象について調べ、準周期特有の非平衡物性を明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)