超高圧・極低温・精密磁場制御環境の実現と核磁気共鳴測定による量子相転移の研究
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
強相関電子系 / 超高圧 / 核磁気共鳴 / 重い電子系 / 量子スピン液体 / 低温物性 / 物性実験 / 量子臨界物性 / 新物質
【研究成果の概要】
核磁気共鳴(NMR)実験としては未到達の多重極限環境の構築を行い、種々の強相関電子系物質の超高圧下量子相転移の研究を行うこと、新奇量子物性の開拓を目的として研究を開始した。計画通り超高圧・極低温・2軸回転磁場制御環境下における核磁気共鳴測定を実現した他、本課題の技術は幅広い共同研究者により重い電子系等の研究に用いられている。特筆すべき成果として、キタエフ量子スピン液体の初めての実現が期待されるイリジウム酸化物において、2つの量子スピン液体を核磁気共鳴実験により発見した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
高木 英典 | 東京大学 | 大学院理学系研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
高山 知弘 | Max Planck Institute for Solid State Research | Department of Quantum Materials | Scientist |
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【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】24,050千円 (直接経費: 18,500千円、間接経費: 5,550千円)