軟X線共鳴回折によるカイラリティイメージングの研究
【研究分野】物性Ⅰ
【研究キーワード】
X線・粒子線 / 放射光 / 共鳴X線回折 / 強相関電子系 / X線 / 物性実験 / ナノ材料 / 磁性 / 複合材料・物性 / 強相関系 / 新機能材料
【研究成果の概要】
SPring-8理研ビームライン17SUに設置した軟X線回折計を用い,強相関電子系物質の秩序状態の観察を行っている.特に,円偏光X線を利用することによって,結晶カイラリティ,スピンカイラリティの判別さらにはドメイン分布の観察を行っている.ドメイン分布の観察には,極度に集光したX線ビームが必要である.この科研費プロジェクトでは,ミラー集光による直径15マイクロメートルの集光サイズを,ゾーンプレートシステムに置き換えることによって,その約1/100の数100ナノメートルの集光サイズを実現した.これによって強相関電子系のドメイン観察および外場によるドメイン制御などの研究を推進することができる.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
木村 剛 | 大阪大学 | 基礎工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
大浦 正樹 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 放射光科学総合研究センター | ユニットリーダー | (Kakenデータベース) |
チャイナニ アシシ | 国立研究開発法人理化学研究所 | 放射光科学総合研究センター | 専任研究員 | (Kakenデータベース) |
田口 宗孝 | 奈良先端科学技術大学院大学 | 物質創成科学研究科 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】37,700千円 (直接経費: 29,000千円、間接経費: 8,700千円)