スピングラスにおけるミクロカノニカル分布とカノニカル分布の等価性・非等価性
【研究分野】数理物理・物性基礎
【研究キーワード】
ミクロカノニカル分布 / カノニカル分布 / スピングラス / 長距離相互作用 / カノニカルアンサンブル / 長距離相互作用系 / イジング模型 / アンサンブルの等価性 / アンサンブルの非等価性 / ランダム系 / スピン系
【研究成果の概要】
原子のようなミクロな構成要素が多数集まったときの系の挙動を明らかにするのが統計力学である。統計力学のミクロカノニカル分布とカノニカル分布は物理量の計算において多くの場合同じ結論に導くが,長距離相互作用系などのような特異な性質を持つ場合には異なる結果になることも知られている。本研究では,長距離相互作用とランダムさの競合する系における分布の等価性や平均場理論の厳密性などの条件を解析的に明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)