滞日ムスリム・コミュニティの地域社会活動と地方自治体の多文化共生政策の課題
【研究キーワード】
ムスリム / 地域社会 / 多文化共生 / イスラム / 宗教 / 社会統合 / 在日外国人 / 地方自治体 / 多文化共生政策 / モスク / 人口 / 地域社会活動 / 帰化 / アイデンティティ / コミュニティ
【研究成果の概要】
コロナ禍の影響をうけて、予定していたフィールド調査(地方自治体の多文化共生政策に関するヒアリング調査)やそれに基づく研究成果のとりまとめ作業は実施出来なかった。したがって研究実績は、こうした環境下で可能な範囲のものに限られることとなった。
一方で、代表者や分担者は、オンラインの研究会や学会大会への参加や発表などを行ったほか、主に代表者は、新聞やテレビなどからの、国内のイスラム教徒関係の取材に対する対応を実施した。
今年度の取材の内容で目立ったものを取りあげると、引き続き、大分県におけるイスラム霊園建設計画とそれに対する住民の反対運動に関するもの、および、地域におけるモスクの活動に関するテレビの取材があった。前者については、まだ解決の目途が立っておらず、大分県のイスラム団体は、厚生労働省への陳情も行い、それに関連した取材をうけ、インタビューが放送された。後者は、特に大阪のモスクを対象とする番組において、インタビュー取材をうけ、同様に,インタビューも放送された。
上記のほか、従来から運営したいた、滞日ムスリム調査ホームページを全面的に更新して、新たにこれまでの調査報告や、会議録、研究論文などを掲載するサイトとして公開した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
小島 宏 | 早稲田大学 | 社会科学総合学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
小野 亮介 | 早稲田大学 | 人間科学学術院 | その他(招聘研究員) | (Kakenデータベース) |
岡井 宏文 | 共愛学園前橋国際大学 | 国際社会学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)