可積分系の視点からの特殊関数の拡張
【研究分野】大域解析学
【研究キーワード】
可積分系 / 特殊関数 / ソリトン / 超離散化
【研究成果の概要】
本研究では,可積分系,特殊関数の理論を拡張し,その応用範囲を広げることを目的とした。主な結果としては次が挙げられる。
(1) Goldstein-Petrichによる平面曲線の等周変形と戸田格子階層との関係を明らかにし,それを通してアフィン・リー代数の実型との対応を考察した。(2) ヤング図形の組合せ論に現れる艤装配置(rigged configuration)について,ソリトン・オートマトンの観点から研究を行った。その結果,時間発展の線形化についての初等的別証明を与えることに成功した(論文は現在準備中)。
これら以外にも,微分幾何学,組合せ論に関する結果が得られており,現在も研究を進めている。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
斉藤 義久 | 東京大学 | 数理科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
WILLOX Ralph | 東京大学 | 数理科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)