双有理幾何学における局所理論と大域理論の結び付け
【研究キーワード】
MLD / 極小モデル理論 / MMP / 極小対数的食い違い係数 / フリップの停止 / フリップ / 相対標準因子の正値性 / 錐定理 / ファノ多様体 / FLIP / フリップの停止問題 / 食い違い係数
【研究成果の概要】
2020年度は、コロナ渦の中、予定していた研究活動を大幅に変更しての活動となった。具体的には予定していた研究集会への参加及び講演活動は行うことができなかった。講演活動はオンラインにて、UCLAの代数幾何セミナー及びZoom Algebaraic Geometry seminarにて講演を行なった。またZoom Algebraic Seminarと東大・京大代数幾何セミナーの世話人を行い、情報収集における研究活動を行なった。
研究の進展状況だが, 2020年度は, 一般化された偏極対に対する極小対数 的閾値の論文 (中村勇哉氏と Wei–Chung Chen 氏との共著) をまとめつつ、退化されたファイバー上の多重標準系からの拡張の問題について 変形理論的視点からの研究を行った。割とこれ はうまくいっているようで近日中にまとめて発 表できればと考えている。その他にも、退化の 構成、相対的 Du Bois 複体についての研究など を行った。主に神戸大学の佐野太郎氏や Utah 大 の Christopher Hacon 氏と議論している。特に相対的Du Bois複体の応用の研究は現在Christopher Hacon氏と議論を重ねドラフトはできているものの証明に間違いがないかなどをチェックしている。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中村 勇哉 | 東京大学 | 大学院数理科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【配分額】17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)