津波の引き波による堆積作用の解明と古津波検出法の確立
【研究分野】自然災害科学
【研究キーワード】
津波押し波 / 津波引き波 / 海底重力流 / 津波堆積物 / 津波再来周期 / 津波 / 海水溯上 / タービダイト / 再来周期 / 溯上 / 流下 / 有孔虫 / 重力流 / インド洋大津波 / 貞観津波 / 押し波 / 引き波 / 2004年インド洋津波 / 869年貞観津波 / 底生有孔虫
【研究成果の概要】
砂の堆積現象が最も広範囲に現われた869年貞観仙台沖地震津波による堆積物運搬の様式を粒度組成及び堆積相から類推し, 津波による流れの水理学的実体を理解するための初期条件を求める堆積学的検討を行った。砂層の明瞭な陸側細粒化現象が検出され、この現象は堆積物の移動と集積を試行する水槽実験装置の再現結果と調和しており, 溯上津波のエネルギー散逸を反映する重要な基準として扱い得る可能性が明らかとなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
今村 文彦 | 東北大学 | 大学院・工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
後藤 和久 | 千葉工業大学 | 惑星探査研究センター | 上席研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)