気候変動によるアジアの脆弱な水供給システムへの影響評価手法の確立
【研究分野】土木環境システム
【研究キーワード】
都市水システム / ベトナム / ハノイ / ホーチミン / 地下水 / ヒ素 / POU / 水処理 / 東南アジア / 気候変動 / 脆弱性評価 / 水供給システム / アジア / 水質汚染
【研究成果の概要】
本研究では、ベトナムのサイゴン川流域にあるホーチミン市と、ホン川流域にあるハノイ市を対象として、気候変動による水供給システムの脆弱性と適応力を評価した。その結果、サイゴン川では、渇水期の塩水遡上、硫酸酸性土壌からの高濃度のマンガン流出などの問題が、気候変動により悪化する可能性があることが明らかとなった。また、ハノイ市では、地下水、雨水、水道水などの複数の水源を利用する家庭が多く、水質問題から浄水器が必要であるものの、複数の水源を組み合わせて利用することが、気候変動に対して適応力を高めることを示した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
小熊 久美子 | 東京大学 | 大学院・工学系研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
酒井 宏治 | 東京大学 | 大学院・工学系研究科 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
村上 道夫 | 東京大学 | 総括プロジェクト機構 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)