モンゴルの草原に関する国際学術研究:草原の環境維持、放牧と経済発展の関係
【研究分野】環境保全
【研究キーワード】
モンゴル / 草原 / 放牧 / 環境 / 市場経済 / 社会変化 / データベース
【研究成果の概要】
今年度は、研究の2年目で最終年に当たる。前年度に引き続いて、1.モンゴル現地調査、
2.研究者間の交流と意見交換、3、各種データベースの構築、を行った。
1.今年度は、共同研究のメンバーのうち8人が、モンゴル国および中国内蒙古地区への調査旅行を行った。主な調査は、牧地植生調査、地下水理調査、民俗調査、文献資料調査、雪害状況調査、言語調査等である。現地において計測データや文献資料を収集した。
2.研究者間の情報交換と交流、および研究成果の発表のために3回(6月,11月,2月)の研究集会を開催した。そのうら1回は、共同研究のメンバーによる研究の中間発表会であった。他の2回の研究会では、モンゴル人研究者3人を含む5人の報告と講演が行われた。
これに加えて、2000年8月にはモンゴルから3名の研究者を招き、「21世紀のモンゴル研究の課題」と題する国際ワークショップを開催した。ワークショップでは共同研究のメンバーをはじめ10人の研究者が発表を行った。
3.前年度に引き続いて、(1)気象衛星ノアからのデータを解析したモンゴル地域の画像データベース、(2)アジア地域のAVHRR10日間モザイク画像データセットのデータベース、(3)モンゴル文語文献資料の電子化データベースの構築を行った。(1)のモンゴル地域画像データベースは、1999年8月分からの蓄積を東北アジア研究センターのホームページで一般に公開している。
これらの研究成果の一部は200頁を越える「実績報告書」としてまとめて公刊した。
【研究代表者】